
 (gooMAP)
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歯肉ガン(しにくがん)
歯肉は、私たちが普段「歯茎」と呼んでいる部分です。
歯と遊離歯肉の間の溝は、健康な人で約1ミリメートルです。しかし、歯肉炎や歯周炎になると、この溝が深くなって「ポケット」と呼ばれるようになります。また、炎症が歯や歯槽骨にまで及ぶと、硬い物が食べづらくなったり、歯がぐらぐらしたりします。
■特徴
歯肉がんの治療後の経過は一般に不良です。これは、がんが隣接するあごの骨にきわめて早期から浸潤するためです。また、あごやくちびる、口腔底(舌の下のU字型の部分)などのやわらかい組織にもがんは浸潤し、あごや首のリンパ節への転移する場合もあります。
■原因
とりわけ喫煙と過度の飲酒が影響しているとみられています。タバコの煙には、ニコチンやタールなどの発がん性の有毒物質が数多くふくまれています。これらが歯肉の粘膜細胞のDNAを損傷させて、がんを引き起こします。
■リスクの高い人
タバコが発症に関係しているため、歯肉がんは喫煙歴の長い男性に多く見られます。
(1)口腔が不潔な人
(2)アルコール摂取量が多い人
(3)歯肉炎、歯周病などの感染症にかかっている人
(4)虫歯のある人、あるいは調整の悪い入れ歯や歯のつめものをしている人
■歯肉がんの病期
0期
診断内容:がんは上皮内にとどまっている。
治療内容:外科手術(病巣と周辺組織の一部の切除)が中心になる。ごく初期の段階では放射線治療を行うが、再発すれば切除する。
1期
診断内容:がんの大きさは2センチ以内である。
治療内容:0期と同じ
2期
診断内容:がんのおおきさは2〜4センチである。
治療内容:0期と同じ
3期
診断内容:がんの大きさは4センチ以上であるまたは近くのリンパ節への転移は1ヶ所のみである。
治療内容:病巣のみ、または病巣の切除と同時に頚部郭清術をおこなうことがある。切除範囲によってはあごの再建手術を行う。補助的に放射線治療や化学療法を行うこともある。
4期a
診断内容:がんは隣接する組織に浸潤している(骨髄質、舌深層、皮膚など)。近くのリンパ節への転移が複数見られる、または離れたリンパ節にも転移していることがある。
治療内容:3期と同じ
4期b
診断内容:がんは隣接する組織へ浸潤し、離れたリンパ節へも転移している。
治療内容:3期と同じ
4期c
診断内容:遠隔転移している。
治療内容:対症療法、緩和療法を行う。
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